動画のシナリオはどこまで決めるべき?【メイクとテイクで分けろ!】
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動画のシナリオはどこまで決めるべき?【メイクとテイクで分けろ!】
動画制作をやっていてたびたび思うのが、
「この動画、どこまで事前に決めておけば良いんだ」
ということ笑
こんにちは。
静岡で動画制作をしているTsunaguの高山です!
今回は動画のシナリオは事前にどこまで決めておくべきか
というテーマで解説していきます。
こんな人におすすめ
- 自社で動画を作ることになったけど失敗しないためにどこまで決めておけばよいかわからない
- クライアントワークで動画制作することになったけど構成をどうやって決めたらいいかわからない
動画制作の壁のひとつにどこまで構成決めておくべきかってよくある悩みですよね笑
まずあなたがこれから作りたい映像が「メイク」なのか「テイク」なのかを知ることからですね。
メイク動画とテイク動画の違い
知ってるよ〜って方は飛ばしてください。
逆に、まだ知らないよ〜って方は、どっちの動画を作ろうとしているのか知ってから読み進めていくことをおすすめします。
メイク動画とは
ではまずメイク動画について。
メイク動画は作り上げていくもの
つまり、0からシナリオや構成なんかをつくるものですね。
例えば
- ストーリー性のあるブランディング動画
- ドラマ
- CM(たまにテイク動画もあります)
この辺りがメイク動画になります。
メイク動画の定義
メイク動画の定義ですが
0から作り上げる動画
これだけです。
ただ、これだけ故に幅広い創造性やジャンルをアウトプットすることができるものになります。
シナリオやストーリー、動画を作った先の配信場所
その時々で変化する条件に柔軟に対応したシナリオやストーリーが求められるものになります。
テイク動画とは
メイク動画については0から作り上げるものとしてお話ししました。
テイク動画はその時にあるものを撮影していくイメージです。
例えば
- 結婚式の撮影をしてエンドロールで流す動画
- インタビュー動画
- ドキュメンタリー動画
この辺りがテイク動画になります。
テイク動画の定義
テイク動画の定義も長々と解説しているものもありますがこれもまたひとことで
ありのままを映し出す動画
という認識でOKです。
ありのままとは言っても2パターンあって
- 嘘偽りのない動画
- リアルの魅力を引きだす動画
の2つに分かれます。
1つめの嘘偽りのない動画ですが、お客様インタビュー動画やセミナーのアーカイブ動画なんかが含まれます。
その時に起こったことや被写体の発言に信憑性がある動画
これをうまく活用してユーザーのファン化やCVR(コンバージョン率)を高める手法に使われたりしますね。
もう1つのリアルの魅力を引きだす動画に関して言えば
結婚式のエンドロール用動画やドキュメンタリー動画が当てはまります。
視聴者の興味のあるポイントや魅力的なシーンをその場で瞬時に見つけ出して撮影する。
その素材を生かして1本の動画を作り上げるものになります。
さて、ここまで長くなりましたが、ここからはメイク動画とテイク動画でそれぞれの準備について解説していきます。
メイク動画で必要な準備
ここまで読んでみて自分が作る動画がメイク動画なのかテイク動画なのか理解できたかと思います。
ではそれぞれで必要な準備とはどんなものがあるのでしょうか。
企画や動画の構成
先述にもありましたが、メイク動画は表現の幅がかなり広いんですね。
となると企画や動画の功績も幅広くなります。
まずは動画の目的を把握しよう
てことでまずはじめにやることはその動画を使ってどうしたいか
という目的を把握することです。
動画の目的から逆算して頭の中でシナリオを考えてみてください。
例えば
新商品ダイエット機器のプロモーション動画を作りたい
という目的があった場合、あなたはなにから考えますか?
結論ですが、ダイエット機器を購入した先のユーザー体験から考えていくと良いでしょう!
ゴール設定ですね!
- ダイエット機器を使って痩せた
- 痩せた結果彼氏(彼女)ができた
- ダイエット機器を買ってから食事を気にすることがなくなった
いくつかパターンは出てきますよね!
機能性を伝えたければ「ダイエット機器を使って痩せた」が良いでしょうし
ブランド価値を伝えるような動画に仕上げるのであれば「痩せた結果彼氏(彼女)ができた」
というゴールでシナリオを考えるのも良さそうです!
こんな感じでゴール設定を先にやるとオチがバチッと決まる動画に仕上げやすくなります!
あとは逆算
ゴールが決まったらあとはそこにいたるまでの経緯をストーリーとして落とし込めればOKです!
絵コンテ
なんとなーく頭の中で構成ができたら絵コンテにしていきましょう。
これから関わる出演者、作業担当者、社内承認を得る場などで使えます。
絵コンテには主に
- シーンナンバー
- イメージの絵(写真)
- シチュエーションや場所
- セリフ
- カットの秒数
があればほとんどの現場でこと足りるでしょう。
撮影前準備
企画や構成、絵コンテまで決まったら残るは撮影前の準備です。
ざっくりと必要な準備ですが
- 場所の確保
- 人の確保
- 肖像権の同意書
- 道具の確保
- 不要なものの片付け
このあたりはやっておきましょう。
場所の確保
撮影する場合、クロマキー合成でもないかぎり、ロケーションが必要になってきますよね。
とは言っても、無断で私有地の撮影なんてできるわけでもありません。
自社の中で撮影する場合にも、社員の業務とバッティングする可能性もあります。
なので撮影場所と何時から何時まで撮影するのかを事前に伝えて許可を取っておきましょう。
人の確保
出演する人が素人でもプロでも事前に伝える必要はあります。
自社の社員だったとしてもいきなり「撮影させて〜」って言っても混乱してしまう可能性もありますもんね笑
場所と同様、日時をきちんと伝えておきましょう。
肖像権の同意書
出演する人の肖像権についてきちんと同意をもらっておきましょう。
いくら身近な人でも勝手に撮影して勝手に動画にしてたら良い気はしないと思いますからね笑
詳しくはこちらの記事でも解説してあります。
動画制作の権利問題を軽視してない?これだけは覚えておきましょう!
道具の確保
プロモーション動画の場合、いろんなモノが必要になる場合があります。
撮影機材はもちろんのこと、小道具なんかも必要になったりもしますよね!
撮影当日になって「あれ買っておけばよかった」なんてことにならないように必要なものは事前に揃えておきましょう!
不要なものは片付け
撮影当日に映っては行けないものが映らないように事前に片付けをしておきましょう。
ペットボトルやスマホみたいにサクッと片付けられるものであれば良いのですが、「これをどかすには時間がかかる」なんてものもありますので事前にどのアングルから撮りたいのか
まで把握できてると良いでしょう。
テイク動画で必要な準備
メイク動画と違ってテイク動画はガチガチに固めることができないからこそ、その場で臨機応変に対応するための準備が必要になります。
企画や動画の構成
企画や動画の構成ですが、正直…
何が起こるかわからないテイク動画ではそこまでやれることは多くないんです笑
やれるとしても
- 当日のタイムスケジュールの把握
- 現場の状況を把握
- 撮れたら良いなを把握
これくらいでしょう。
当日のタイムスケジュールの把握
イベントやセミナー、ドキュメンタリーどれをとっても当日のタイムスケジュールくらいはなんとなく決まっているでしょう。
当日の流れや時間制限を理解しておくだけでも人員の配置、使用する機材が変わる場合があるのでおろそかにしないように!笑
現場の状況を把握
現場の状況を把握しましょう。
広さや明るさ、話す人の数、動画撮影の動線は確保できるか
など、事前にわかるポイントはいくつかあります。
各担当者に聞いてまとめておくことをおすすめします。
撮れたら良いなを把握
こんなシーンやセリフが撮れたら良いよね!
ってことを把握しておきましょう。
テイク動画だと、確実に撮れるなんて状況はなかなかないものですが、良いシーンやセリフを予測して、撮れれば撮る
ということも大切です。
事前に把握しておくだけでも予兆が来た時にきちんと構えることができたりするので大切ですよ。
絵コンテ
正直、必要ない場合もあります。
とは言っても、制作する前に
こんな仕上がりイメージにしたい
とか
こんなシーンがあったら撮ります
みたいな共通認識を持つためのツールとして制作しておいた方が良い場合もあります。
特に関係者が増えれば増えるほど、共通認識を持つことが難しくなったりもしますので笑
h3撮影前準備
ここまで決まってきたら(ほぼなにも決まってない場合もありますよね笑)
撮影前の準備です!
- 必要な機材をリストアップ
- 音撮りはどうするか
- スタッフの人数
事前にこの辺りだけでも決めておきましょう。
必要な機材をリストアップ
必要な機材ですが、ライトやカメラ、バッテリー、SDカード
などの細かいところまでリストアップしておくことをおすすめします。
最悪、1人で撮影なら良いのですが、人数が増えれば増えるほど分業して機材も分ける必要があるので。
音撮りはどうするか
カメラにつけるマイクの場合もあれば、会場から音を抜き取る場合もあるでしょう。
マイクにしても、ラベリアマイク(ピンマイク)から単一思考性のガンマイクなど複数存在します。
自分達で用意する場合は拾いたい音の種類と数(話す人数など)からきちんと用意しておきましょう。
スタッフの人数
先述した分業と似たお話ですが、スタッフの数がどれくらい必要かもピックアップしましょう。
例えば4カメ必要なのにワンオペは苦しいですよね。
僕はやったことありますが、かなり苦しかったです笑
大がかりな現場だとカメラだけではなく音撮りやライト、タイムキーパーまで必要になる場合もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はメイク動画とテイク動画でそれぞれ必要な準備について記述しました。
それぞれのどうがの長所や短所についても多少理解が深まったではないでしょうか?
とはいっても
今回解説した内容はあくまで基礎的な部分です。
本当に動画作ろうと考えると「この場合はどうなの?」とか「ここの進め方を具体的に知りたい」なんて人も出てくるかと思います。
そんな方向けにTsunaguでは無料相談もやっていますのでお気軽にお問い合わせください。
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